The Dr. Edward Bach Centre
 Mount Vernon, Sotwell, Oxfordshire, OX10 0PZ, England
 


2006年 6月 バッチセンターへの旅 フォトアルバム


1930年代英国でフラワーレメディを発見したバッチ博士が晩年を過ごした家、マウント・ヴァーノンへ行ってきました。
4泊5日すごしたその村と今はDr.エドワード・バッチセンターとなっている家と庭の写真を数点紹介させていただきます。



ノーフォークの海岸沿いにある町、クローマー(Cromer)ですでにレメディをつかった治療を行っていたバッチ博士は、イングランド中を旅してさらに多くの草花たちを集めていました。ある日テムズ川のほとりにある町ウォリングフォード(Wallingford)で患者を診察していた博士はこの地を気に入り、ロンドン時代からの有能な助手であり忠実な友人であったノラ・ウィークス(Nora Weeks)に近隣で小さな家を探すように頼みました。そして博士とノラ、そしてクローマーで出合ったもう一人の助手ヴィクターは1934年にこの村に落ち着いたのでした。

今でも萱葺き屋根の家が沢山残っています。




博士は村にあるパブ、Red Lion の常連だったと言われています。夜遅くまで飲んでは夜道を一人で帰ってきていた, と言われています。また博士はとても気前がよく、お金が少しでもポケットに入っているとその場にいる人たちにお酒やチップスをおごったりしていたそうです。博士は聖人ではなく、当たり前の一人の人間としてバッチセンターの人々に愛されています。

このパブも萱葺き屋根の家です。一度火災で焼け落ちてしまいましたが、再建されたそうです。 ここの食事はボリュームたっぷりでおすすめです。ファンキーなご主人が楽しく歓迎してくれます。宿泊は隣の村がおすすめです。センターに通うのには不便ですが、隣の村のほうがいいB&Bがあります。



ここにも素敵な萱葺き屋根の家がありました。村の人たちは会えば必ず挨拶してくれます。この村は近隣のオックスフォードの町、またロンドンへの通勤圏内のため、現在の村の不動産価格はロンドン並みに高いのだそうです。



数分歩いていくとすぐに村のはずれにさしかかり、そこからは広大な畑がつづいていました。さまざまな鳥がいつまでも美しい声で鳴き続けるイギリスののどかな夕暮れの田園風景です。



これが博士が晩年をすごしたカントリー・コテージ、マウント・ヴァーノンへの階段です。木製の小さな木戸がそなえつけられており、庭の向こうには当時のままの赤レンガの小さなコテージがあります。

このステップに足をかけて庭が目の前にひろがってくると、とてもワクワクします。





1930年代に博士たちが住んでいた当時の面影を色濃く残しているセンターです。

博士はマウント・ヴァーノンに移り住んですぐに、庭造りにとりかかり、とても楽しんだそうです。冬の間に鳥が飢えないようにと、博士はある日庭に鳥のえさとなる種を沢山まきました。あまりに沢山まいたので鳥たちには食べきれず、翌年の春には名も知らない草花が沢山はえてしまったそうです。



庭にさきほこるハニーサックルの花。 静かに甘い香りをただよわせています。博士がいた時をなつかしむかのように、マウント・ヴァーノンはハニーサックルで覆われていました。



マウント・ヴァーノンの庭にあるクラブ・アップルの樹です。4月下旬から5月にかけて白とピンクの花が咲きます。

このクラブアップルの樹は、私が訪れた6月下旬には小さな実をいくつもつけていました。



バッチセンターの正面玄関のプレートです。



セミナールームの休憩所の壁に飾られているバッチ博士がつくった木製のベッドです。家具作りは習ったことのないはずの博士ですが、マウント・ヴァーノンに到着してたちまちのうちに家中の家具をつくりあげてしまったそうです。仕上げにはクルミの樹液をぬったそうです。

センター内には博士が作ったいくつもの家具があちこちにそのまま残されており、現在のスタッフにも実際に使用されています。



こちらも博士がつくった同じベッドです。釘はつかわず、ペグを使ったそうです。



バッチセンターの近くの教会にあるバッチ博士のお墓です。

墓碑にはヨハネの黙示録にあるジーザスが言ったという一文が彫られています。

Behold, I am alive for evermore.(見よ、私は世々限りなく生きている者である。)太陽の色の花びらのバターカップがお墓を覆っていました。




バッチセンターに2つある池のうち中央部の池のほとりにさくミミュルス。



センターの庭にある大きなアスペンの樹。その葉は一見風もないのに、葉がヒラヒラといつも震えています。

アスペンの樹はキリストの磔刑に使われたと言われているそうです。なのでその葉は今でも悲しみにふるえているとか。

木陰では夏になるとセンターで愛された黒猫がしばしば昼寝をしていたそうです。気持ちのいい木陰をつくっています。



これはチコリーの花です。



これは玄関わきに咲くセラトーの花。




道に面した庭に咲いているワイルドオートです。行く先を見失った人たちの助けになるためにこうやって道のそばを選んで生えているのでしょうか。



バッチ博士の書斎兼診察室。この机や椅子も、もちろん博士の手作りです。



当時の道具をそのまま保存してあります。ボトルがレトロっぽくて素敵ですね。



バッチセンターから数分歩いたところにある、ロックウォーターの源泉があったところ。バッチ博士がこの水を発見した頃は、その泉は友人宅の敷地内にあり目の治療にも良いとされていたのですが、

今は池になってしまいレメディ作りには向かないので別の場所の水をつかっているそうです。





文と写真 さとうむつみ 2006年6月・7月

参考文献
Nora Weeks, The Medical Discoveries of Edward Bach Physician,
(Saffron Walden,: C. W. Daniel Co., 1997, first published 1940).

Judy Howard, The Story of Mount Vernon: Home of the Bach Flower Remedies,
(Wallingford-on-Themes: Albry Printing Co., 1992, first published 1986).

Nora Weeks and Victor Bullen, The Bach Flower Remedies: Illustrations and Preparations,
(Saffron Walden: The C. W. Daniel Co., 1998, first published in 1964).



 
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